お子さんの適切な行動が増える!楽しく使えるトークンエコノミーとは?

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トークンエコノミー 関わり方のコツ
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適切な行動を増やすための支援方法「トークンエコノミー」

何度言ってもお着替えを嫌がり時間がかかる、スーパーに連れて行くと走り回る、宿題に取りかかるまでに時間がかかるなど

「〇〇しようね」とお約束してても、こちらが望んでいる行動をお子さんがなかなかできなくて困ってしまう経験はありませんか?

そんな時によく用いられるのがトークンエコノミーです。

トークンエコノミーは報酬(ご褒美)を設定することでお子さんの適切な行動を促す支援方法です。

maru
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例えば

片付けをがんばったらシールを貼る

       ⇓

シールが5枚集まったら好きなお菓子を買ってもらえる

という、私たちで言うポイントカードのようなシステムです。

トークンエコノミーの良い点はこちら。

  • 何をどのくらい頑張ったらいいのか明確で分かりやすい。
  • ご褒美がもらえるので嫌なことにも取り組みやすい。
  • できたらシールを貼るなど、「できた」という実感を持ちやすい。

たくさんのメリットがあるので是非取り入れてみましょう。

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トークンエコノミーを取り入れるときの手順

トークンエコノミーを取り入れるときの手順はこちら

  1. 目標を立てる
  2. ご褒美を設定する
  3. シールを貼る表を作る
maru
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このような手順で進めていきましょう。

それでは一つ一つ説明していきます。

目標を立てる

どの行動がスムーズにできるようになりたいか(なってほしいか)目標を立てます。

お子さんと話し合いができる場合は、話し合いをして目標を設定します。

どの行動から練習していいのか分からない場合は、少し頑張ればできそうなものから取り組むと、成功体験につながりやすいです。

言葉でのやり取りができるお子さんは「なぜその行動ができたほうが良いのか」も合わせて説明できると更に良いです。

例えば「手にばい菌がついていたら病気になってしまうから、手を洗った方がいいんだよ」など説明します。

こちらが一方的に目標を設定した形になるよりも、なぜできるようになった方がいいのか納得した上で目標を設定した方が、取組みやすいからです。

ご褒美を設定する

「何回できたらご褒美をもらえるか」「ご褒美は何にするか」ご褒美を設定します。

これもお子さんと話し合いできる場合は話し合って決めてみましょう。

このご褒美の設定はとても重要で、適切なご褒美設定ができているかどうかで、目標が達成できるかが変わってきます。

ポイントは2つです。

  • ご褒美はお子さんのやる気が出るものにする
  • ご褒美まで少し頑張れば達成できる回数にする

ご褒美はやる気が出る物でないと意味がありません。

ただ、あまり高価なものを短期間であげるとなると、継続できなくなってしまいますよね。

なので、あまり高価なものを求められる場合は、ご褒美がもらえるまでに頑張らないといけない回数を増やしたりするなどお子さんと交渉をしましょう。

しかしADHDのお子さんのように待つことが苦手なお子さんは、ご褒美がもらえるまでの期間が長ければ、やる気がなくなってしまう場合があります。

なので、できるだけ気軽にあげられるご褒美を設定して、短期間でご褒美をもらえるように設定するのが望ましいです。

シールを貼る表を作る

何回頑張ったらご褒美がもらえるか決まったら、シールを貼る表を作りましょう。

シールでなくても、1回できたら丸を付けるなどでもいいですよ。

表を作ることで、あとどれだけ頑張ればご褒美がもらえるのか見通しが立ち頑張りやすくなります。

表を書いた紙には、目標とご褒美に何がもらえるのかも書いておきましょう。

トークンエコノミーについて更に理解を深めてみましょう

ここからは、トークンエコノミーについてよくある質問をもとに、更に理解を深めていきましょう。

おかあさん
おかあさん

できて当然のことなのにご褒美をあげるのは甘やかしているように感じてしまいます。

ADHDの方の脳機能の研究では報酬系という脳の回路の活動が弱いということが分かっています。

報酬系の活動が弱いということは、報酬をもらえるまでの期間が長いとモチベーションが継続しない魅力的な報酬でないと頑張れないということにつながります。

そのため、頑張れば褒めてもらえる、頑張れば評価されるという目に見えない報酬よりも、自分の好きな物がもらえるという強力な報酬でないと頑張れなかったりするのです。

ご褒美がなくても頑張ってよーと思ってしまいますが、脳の機能的にご褒美がないとモチベーションが上がらないということを頭においてみてください。

おかあさん
おかあさん

「シールを貯めたらご褒美」ということが理解できないみたい

「シールを貯めたらご褒美」という因果関係がまだ理解できないお子さんは「適切な行動ができたらご褒美」のように、すぐにご褒美がもらえる形にして理解を促すといいですよ。

因果関係が理解できるお子さんでも「〇〇をしたらご褒美」という関わり方は、スムーズな行動を促すことができます。

「宿題が終ったらゲーム」「着替えが終ったらおやつ」というような流れにするだけで、頑張れることが多くなります。

おかあさん
おかあさん

ご褒美を設定しているのになかなか目標をがんばれないみたいです。

そのような時は、やる気が出るようなご褒美が設定できているかご褒美までの道のりが遠くないかを再検討してみてください。

それから、目標達成していなくてもご褒美がもらえる場面があると、目標達成が難しくなる場合があります。

例えば、好きなアイスクリーム屋さんのアイスを買ってもらえるというご褒美を設定した時に、ご褒美ではない時もそのアイスを買ってもらえると

「どうせ買ってもらえるから頑張らなくてもいいや」となってしまいます。

目標達成したらご褒美」イコール「目標を達成していないならご褒美はない」という心持ちでやってみてください。

ただしお子さんに伝える時は肯定的な声掛けが望ましいので、「〇〇したら〇〇もらえるよ」と言う風な声掛けがいいですね。

おかあさん
おかあさん

ずっとご褒美をあげ続けないといけないの?

目標とご褒美を設定したからといってずっとご褒美を続けるわけではありません。

目標にしていた行動が、習慣化していずれはご褒美がなくてもできるようになるのが望ましいです。

少しずつご褒美がもらえるまでの回数を多くしたり、今の目標はできるようになったから次の目標に変換したり、「ご褒美がなくてもできるようになったね」とお話して、ご褒美をなくしたりしていきましょう。

おわりに

トークンエコノミーは療育現場でよく使われますが、ご家庭でも取り入れやすい支援方法となっています。

まずは、「〇〇できたら○○しようね」などの声掛けからでもいいですよ。

「〇〇してから○○」の流れにお子さんが慣れないうちは抵抗することもあるかもしれませんが、お子さん自身が慣れてくると、とても有効活用できると思います。

お子さん自身もトークンエコノミーを取り入れることでできることが増えるので自信につながっていきますよ。ぜひ試してみてくださいね。