力が強い・物の扱いが雑なお子さんにおすすめ!物を優しく扱う練習方法のポイント

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力加減 四コマ漫画

力の調整が難しく、ドアを強く閉めたり、物をドン!と置いたりしてしまうお子さんは多く見られます。

手作業をするときも、塗り絵や迷路ははみ出したり、はさみもザクザクと速いスピードで切ったりして、雑になってしまいます。

それだけではなく、人に対して「ねぇねぇ」と肩を叩いただけのつもりでも、相手にとっては痛みを感じるくらい強く叩いてしまうこともあります。

私たちには、性格というものがあるので、几帳面な性格の人とおおざっぱな性格の人では、作業の丁寧さに差が出るとは思います。

ただ、性格の要因だけでなく、不器用なお子さんは力が強く、物の扱いが雑になってしまうことがあります。

不器用なお子さんが力が強くなってしまう原因の一つに、固有感覚の鈍感さが考えられます。

自閉スペクトラム症を持つお子さんは、感覚の偏りを持つことがありますが、感覚の中でも固有感覚の鈍感さがある場合は、物を扱う時の力が強くなりやすいです。

maru
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固有感覚というのは、関節や筋肉に伝わってくる感覚ですね。この固有感覚が鈍感だとどうなるのでしょう?

例えば、水が入った500mlのペットボトルを持つとき、私たちは若干指を曲げて持ちます。そしてペットボトルを持つことで指や手の筋肉が若干圧迫されます。

そうすると、関節が曲がったり筋肉への圧迫があることで固有感覚が入力され、私たちの脳は「ペットボトルを持っている」ということが分かります。

しかし、固有感覚が鈍感だと、若干の関節の曲げや筋肉への圧迫程度だと固有感覚が入力されず、ペットボトルを持っているという感覚がつかみにくくなります。

そのため、持ってる感を分かりやすくするために、ぎゅっと握りつぶすように持ってしまいます。

漫画のお子さんも、力が入りやすく物の扱いが雑になっていたお子さんです。

このお子さんは、砂のお団子を作る練習をすることで、手の力を抜いて、優しい力で物を扱う練習を行いました。

最近は室内でできる砂遊びグッズがあるので、そのお砂を使用しています。

その他にも、

  • 枠から出ないように塗り絵を塗る
  • 線から出ないように線なぞりをする
  • コップにペットボトルの水をつぐ
  • お玉ですくった水をお皿に入れる
  • 紙が破れないようにシールをはがす
  • 線に沿って紙をやぶる
  • 紙がぐしゃぐしゃにならないように筒状に丸める

などの課題を行っています。

maru
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塗り絵や線なぞりは初めは太い線のものから始めたり、はみ出さずにできたらシールをもらえるという設定にするといいですよ。

また、お子さん自身は、強い力で物を扱っているつもりはないので「今の力は強かった」「今の力はちょどよかった」など、お子さんにフィードバックしてあげることが大切です。

先ほど紹介した課題は、水がこぼれたら力が強すぎる・こぼれなければちょうどよい力など全て結果が分かりやすい課題になっているので、力の調節の学習がしやすい課題です。

「今の力は強かったね」など言語の理解が難しくても、結果が目で見て分かりやすいですよね。

言語の理解ができるお子さんは、漫画のように「次は2の力でやってみよう」など数値化することで、力の強さを調節する感覚を分かりやすくするといいですよ。

また、人に触れるときの力が強すぎる場合は、「3の力でハイタッチしよう」「4の力で肩たたきしよう」などゲーム感覚で人に触れるときの力の強さの学習をしたりします。

お母さん
お母さん

いつもこぼすので、お茶をついであげたり、お玉でお皿に入れるお手伝いはさせてなかったんですが、やらせた方がいいのかな…?

maru
maru

始めはこぼすことも多いと思いますが、経験の数が多いほどできるようになるのは早いので、余裕がある時に経験できるといいなと思います。初めは手を取って一緒にお茶をついだりしてもいいですよ。