集中力・手先・目・認知の機能が伸びる!様々な訓練に使えるプットイン課題とは?

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プットイン課題 手先の操作
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プットイン課題とは?

療育でよく使われるプットイン課題というものがあります。プットインとは「中に入れる」という意味ですが、その言葉の通り物を入れる課題です。

  • 椅子に座って課題に取り組む練習に!
  • 指先を使う練習に!
  • 両手を使う練習に!
  • 物との距離感をつかむ練習に!
  • 形を見る練習に!
  • マッチング課題と組み合わせてレベルアップ!

このプットイン課題は

  • 穴に物を入れるという単純な作業なので課題の意味が分かりやすい
  • 簡単にできるので達成感を持ちやすい
  • 手先の訓練、目の訓練、頭で考える訓練(認知課題)など様々な分野の訓練になる
  • 手元にあるものを全部入れてしまったらおしまいなので、終わりの見通しが持ちやすい
  • 入れるのが面白くて楽しく取り組める

など、優れた点がたくさんあります。

私も様々な場面でこのプットイン課題を使ってきましたが、すごく使える課題なので、今回は様々な使い方を皆さんに紹介したいと思います。

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椅子に座って課題に取り組む練習に!

保育園や小学校で椅子に座って作業をする時間って必ずありますよね。

療育でも椅子に座って課題をする時間を作りますが

「おもちゃで遊ぶのは好きだけど課題をするのは苦手」「走り回ったり動いて遊ぶのは好きだけど座って何かをするのが苦手」など椅子に座って課題に取り組むことが難しいお子さんは多いです。

そういう時にプットイン課題を使うと、簡単にできて取り組みやすい「全部入れたらおしまい」と終わりの見通しが分かりやすいなどの理由から、椅子に座って作業できることが多いです。

プリンカップにビーズを入れて、どのくらい入れたらおしまいか見て分かりやすいようにしました。

maru
maru

入れる物の個数はお子さんの集中時間に合わせて調整しましょう。

指先を使う練習に!

手の中心に物を握って持つことが多く、指先で物を持ったりつまんだりできないお子さんには、小さい物や細い物のプットインで指先を使うことを促します。

プットイン課題だと、入れることが楽しかったり、達成感につながるので、指先を使うことが難しいお子さんでも頑張って課題に取り組んでくれることが多いですよ。

アイロンビーズのプットイン

両手を使う練習に!

食べる時はお皿を持ったり、何かを書くときは紙をしっかり押さえたり、何か道具を使う時は利き手だけではなく両手を使うことが必要になります。

ただ、不器用さがあるお子さんは、両手をうまく使うことが苦手で、片手だけを使って作業してしまうお子さんが多いです。

なのでプットイン課題で両手を使う練習をしてみましょう。

このように、机を使わずに自分で筒を持って物を入れてもらいましょう。

ぎゅっと押さないと入らないくらいの穴の大きさにすると、押す力に負けないように筒をしっかり持とうとするのでいい練習になりますよ。

ビー玉のプットイン。ぎゅっと押さないと入らない穴の大きさにしました。

物との距離感をつかむ練習に!

食べ物めがけてフォークを指す時は、しっかり物の位置を目で確認してフォークを持った手を動かします。

しかしまだ目で見た情報をもとに手を上手に動かせないお子さんは、食べ物と違うところめがけてフォークを指してしまいます。

そういうお子さんは、プットイン課題を行い、穴にめがけて手を動かすことで、手のコントロールの練習をします。

長い物の方が穴と手の距離が遠くなるので練習に適しています。

形を見る練習に!

物を入れる時は、袋の口や箱のサイズに合わせて、物を縦向きに入れたり横向きに入れたりします。

ボタン留めをする時もボタンホールとボタンの向きを合わせてボタンを入れます。

このように物の形に物の向きを合わせることは、私たちは生活の中で自然とやっていることですが、形を見る能力がまだ未熟なお子さんはそれが難しかったりします。

この場合は、向きを合わせないと入れられないプットイン課題で向きを合わせる練習をしましょう。

コイン入れは、穴の向きを変えながら練習するとボタンホールにボタンを入れる時の動作に繋がりますよ。

マッチング課題と組み合わせてレベルアップ!

色、形、イラストなど同じ物同士を合わせる課題をマッチング課題と言います。このマッチング課題とプットイン課題を組み合わせることで、普段のプットイン課題のレベルアップができます。

同じ色の缶に入れる。色のマッチング課題の組み合わせです。

おわりに

プットイン課題は様々なバリエーションがあり、色々な練習の教材として使うことができます。

また、缶・ペットボトル・筒・ビー玉・ブロック・ストローなどなど、身近にあるものを使って簡単に作ることができます。

プットイン課題が好きなお子さんは多く、遊び感覚で楽しく取り組んでくれるお子さんが多いです。

入れた後は振って音を鳴らしてみたり、中を覗いてみたりして遊んでみてもいいですね。みなさんもご自宅にあるもので是非作ってみてくださいね。

おかあさん
おかあさん

maru先生、今日もありがとうございました。