マッチング課題とは?
療育の中でよく使われるマッチング課題というものがあります。
マッチング課題というのは同じものを選ぶ課題です。
例えば、

青いコインは青い缶に入れるこの課題は、色のマッチング課題になります。
マッチング課題はかなり幅が広いです。
色のマッチング、数字や文字のマッチング、イラストのマッチング、写真と実物のマッチングなど様々です。
今回は印刷すればマッチング課題が手軽にできる教材をご紹介します。
[イラストマッチング①]無料ダウンロード
下のPDFをダウンロードしてください↓↓無料でダウンロードできます。

教材の使い方とポイント
1枚の紙に2種類のマッチング課題が載っています。
点線で切り離して使用してください。

イラストのカードを同じイラストのところにのりやテープで貼ってもらいましょう。
のりをつける・テープをつけるという作業が入ることで、同じところに貼るということが分からなくなったり混乱してしまう場合があります。

そのような時は、カードにのりやテープをつける作業は手伝ってあげましょう。
マッチング課題はどんなことに役に立つ?
マッチング課題を行うことで、注意力・集中力・認知面の発達を促すことができます。
特に自閉スペクトラム症のお子さんは、この規則的な作業を好むお子さんが多いです。
そのため、好きな作業でこの注意力・集中力・認知面の発達を促すことができるのです。

また、マッチング課題は生活面に活かすことができますよ。
例えば、お片付けの場合。
カゴや棚に何を入れたらいいのか写真を貼っておき、その写真と同じものを入れてもらうことで、お片付けがスムーズになります。
次の日の準備をする際も、カバンの中に入れる物の写真をボードに貼っておき、その写真と同じものを入れてもらうようにすると一人で準備ができるようになります。
お手本を見て何かを作る作業も、マッチング課題の応用です。
マッチング課題ができるようになることで、お手本を見てブロックを作る、お手本と同じように作業を進めることができるようになります。
おわりに
今回はマッチング課題を紹介しました。
マッチング課題ができるようになることで、生活の中でできることの幅が広がります。
私は療育の中で、3歳くらいからマッチング課題を取り入れていきます。
小さいうちからマッチング課題を取り入れて理解を促すことで、そのあとにできるようになることが増えるからです。

簡単に取り入れられる課題なので、皆さんもぜひチャレンジしてみてくださいね。
ありがとうございました。
コメント