静かな場所でも大声で話してしまうお子さんのための練習教材

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声の大きさの表 無料ダウンロード

今日は、声の大きさ表という簡単な画像を使って、声のコントロールの意識付けになる教材の使い方を紹介します。

声の大きさを5段階で表してあるため、場面によってどのくらいの声量で話したらいいのか目で見てイメージしやすくなる表です。

例えば、映画館や図書館、レストランでお子さんが騒いだり、大きな声で話してしまうときに有効な教材になっています。

発達障がいをもつお子さんによく使われる表ですが、こどもたち全員に活用できるものなので、ぜひ、最後まで見てください(^^)

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なぜ大きい声で話してしまうの?

話す声が大きくなってしまうのにはいくつか理由が考えられます。

  • コミュニケーション能力の低さがある
  • 社会性の低下がある
  • 衝動性が高く不注意がある
  • 体の動かし方が不器用

コミュニケーション能力の低さがある

自閉症の特性にはコミュケーションの問題があります。

コミュニケーションの問題と言われると、

言われていることが分からない(聞く能力の未熟さ)うまく言葉で伝えられない(話す能力の未熟さ)などがまずイメージされるかと思います。

しかしこの二つ以外にも、

  • 独特なイントネーションで話す
  • 独特な言葉を使う
  • 声量が適切でない

などの問題も含まれます。

このように、コミュケーション能力の低さから適切な声量が分からず大きな声で話してしまう可能性があります。

社会性の低下がある

社会性の問題も自閉症の特性の一つです。

社会性の低さから、周囲の人や状況に無頓着であったり、場面ごとの暗黙のルール(空気を読むこと)が理解できなかったりします。

そのため、ここでは静かにしないといけないということに気づきにくかったり、場面ごとでの適切な声量が分からなかったりします。

衝動性が高く不注意がある

大きい声で話してしまわないように、「ここでは静かにしてね」と伝えていても、

衝動的に話してしまうことで、気づいたときには大きな声で話してしまったということがあります。

また、ADHDのお子さんによくみられる、不注意があると事前に言われていたことをすっかり忘れてしまったりします。

体の動かし方が不器用

発達障がいを持つお子さんには運動がとても不器用なお子さんがいらっしゃいますが、声の出し方にもそれが通じます。

筋肉の動かし方や力の入れ方がぎこちなくなったり、力が入り過ぎたりしてしまうので、自分が想定していた声より大きい声が出てしまうことがあります。

これらの理由から、わざとではないのに大きい声で話してしまうことがあります。

このような場合は、声の大きさ表を使って、適切な声量を伝えたり、練習したりします。

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声の大きさ表 無料ダウンロード

下からダウンロードできます↓↓

声の大きさ表の使い方

声の大きさ表の実際の使い方をいくつか紹介します。

  • 大きい声で話してしまう時に声の大きさ表を見せて、適切な声量を伝える
  • 事前にお約束する時に使う
  • 声の大きさの練習に使う

大きい声で話してしまう時に表を見せて、適切な声量を伝える

声が大きすぎる時に「うるさいよ」とだけ伝えると、わざとではないのに怒られる経験が増えてしまいます。

また「小さい声でお話しして」と伝えても、小さい声ってどのくらい?と混乱してしまう場合があります。

発達障がいを持つお子さんは、あいまいな表現が理解しにくいので、「3の声で話してね」と、表を見せて視覚的に訴え、具体的に伝えると理解しやすくなります。

事前にお約束する時に使う

映画館や図書館など、静かにしないといけない場所に行くときは、事前に声の大きさ表を見せてどのくらいの声が好ましい場所なのかイメージできるようにします。

自閉症の特性を持つお子さんは、目で見た情報が記憶に残りやすい場合が多いです。

そのため、言葉だけで約束するより、目に見える形で伝えておくと約束を思い出しやすいです。

声の大きさの練習に使う

筋肉のコントロールが難しくて大きな声を出してしまう場合は、「小さい声を出す」と意識していてもうまくできません。

そのため、声の大きさ表を見ながら実際にお話をして練習をします。

練習のやり方は、「1の声でお話してみよう」とこちらが指定してお話をしてもらいます。

ちょうどいい大きさでお話ができたら「そうそう、今のが1の声だよね」と上手にできたことを伝えます。

こちらが指定した声よりも大きい声である場合は、お手本をやって見せたりして練習します。

そうすることで、徐々に丁度良い声の出し方を理解してきます。

maru
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出先でも確認できるように、小さいサイズの物をクリアファイルやラミネートして持ち歩いてもいいですし、

スマホに画像で保存して見せたい時にすぐ見せられるようにしてもいいですね。

お店などで騒いでいたりすると、ついつい「うるさいー!」と言ってしまいがちですが、

わざとしているわけではない場合があるため、声の大きさをコントロールすることが難しい特性を理解してあげることで、自分の心にも余裕が持てるかもしれません。

何度か練習が必要なお子さんもいますが、すぐに改善する場合もあります。

ぜひ、試しに使ってみてくださいね。