イライラしやすい・癇癪があるなど、感情コントロールが難しいお子さんへの対応方法

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naku 関わり方のコツ
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どうして感情コントロールが難しいの?

発達障がいを持つお子さんは、感情コントロールが難しく、激しく泣いたり怒ったり、癇癪を起してしまう場合があります。

激しく泣いて暴れたり、物を投げたり不適切な行動が出てしまうと、お子さん本人もご家族の方も疲れてしまいますよね。

感情コントロールが難しくなる理由は様々で、

  • 現在の状況を把握したり、先のことを予測することが苦手で不安になりやすい
  • 感覚過敏などからストレスを感じやすい
  • 言葉で伝えることが難しく感情を爆発させてしまう

など、お子様によってそれぞれ違います。

また、ADHDを持つ方は、脳の前頭葉の働きが低下していると言われています。

前頭葉は感情をコントロールする働きもあるので、ADHDの傾向がある方は、感情コントロールが苦手である場合があります。

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まずはイライラの原因を分析することが重要

感情コントロールで重要なことは、ただ怒る!ただ泣く!と感情に任せたままで終わってしまうのではなく、イライラしている原因は何か分析することです。

そうすることで、適切なクールダウンの方法や対処の仕方を考えられるからです。

そのため、まずはお子様を観察したり実際にお子様に話を聞くなどしてイライラの原因を探り、原因が改善できるよう環境調整や対応方法を検討します。

例えば、おもちゃで遊ぶのをやめられずに癇癪を起してしまうのは、終わりのタイミングの見通しが持てていないからではないか?という見立てを立てた場合。

  • 終わりのタイミングが分かりやすくなるように、事前に終わりの時間を伝えておく
  • 終わりの時間にタイマーが鳴るように設定して、残り時間を分かりやすくする

など環境調整することで、おもちゃで遊ぶのをやめられるかもしれません。

このように原因を分析するとどう対応したらいいか見えてきますよね。

お子さんがイライラした原因を言葉で伝えられない場合、見立てを立てるのが難しいと感じるかもしれません。

ただ、私が保護者の方とお話をする中で感じることは、保護者の方はイライラの原因を見立てることができるくらいお子さんのことをよく観察してあるということです。

保護者の方と私の会話で例を挙げると

おかあさん
おかあさん

保育園の部屋に入りたがらなくて、癇癪を起してしまって困ってます

maru
maru

保育園の何が嫌なんでしょう?

おかあさん
おかあさん

遊びだしたら楽しそうなんですけど、朝お集まりが始まっている時間に行くと嫌がるんです

maru
maru

お集まりで椅子に座っとくのが嫌なんですかね?

おかあさん
おかあさん

絵本の時は座って聞いてるみたいですけど、お歌の時間は嫌がるみたいで

maru
maru

お歌の時に毎回嫌がるんですか?

おかあさん
おかあさん

そういえば先生がキーボードを使わないで歌を歌ったときは大丈夫だったって言われてました

maru
maru

もしかしたらキーボードの電子音が嫌だったり、キーボードの音と歌声が混ざって聞こえるのが嫌だったりするかもしれないですね

おかあさん
おかあさん

そういえば空調の音も苦手なんです、音が嫌だから行きたがらないのかな

このお子さんの場合は、キーボードを使わずに歌を歌うようにしてもらえたので、保育園への行渋りもなくなりました。

この場合、私は順を追って聞いただけで、保護者の方の情報があったから原因を探ることができました。

ここでも分かるように「癇癪を起してしまって困っている」だけでなく、イライラしている時パターンと落ち着いている時のパターンを比較すると原因が分かりやすくなります。

クールダウンも有効な手段

お子様にあったクールダウンの方法を見つけ出すのも有効な手段です。

方法は様々で、私が出会ったお子さんの中には

  • 暗い部屋や狭い部屋など別室に移動する
  • 毛布にくるまる
  • 光るおもちゃを見る
  • 無心でお絵描きをする
  • ホッピングをする

など、自分に合った方法を見つけ出してうまく感情のコントロールにつなげていました。

体を動かすことが好きなお子さんだったらお部屋に小さいトランポリンを置いてみるなど、お子さんの好きなことなどを参考にクールダウンの方法を検討してみましょう。

感情コントロールの練習も取り入れてみよう

言葉でのやり取りが可能なお子さんは、客観的に自分の感情について分析し、考える機会を作れるようにします。

段階的に感情について理解できると分かりやすいので、順を追って練習をすると効果的です。練習する手順は、

  1. 悲しい、悔しい、嬉しい、楽しいなど、人間にどのような感情があるのか知る
  2. どういう時に悲しいか、どういう時に嬉しいか、自分の感情に気づけるようになる
  3. どれくらいイライラしたか、どうしてイライラしたか、感情の度合いや原因に気づけるようになる
  4. どうしたらイライラしないか、イライラが少なくて済むか、心を落ち着かせられるか、クールダウンの方法や、イライラした時の対処方法を考える 

の4つです。

1~4が身につくような声かけをしたり、イラストや文章など見て分かりやすい形にして学習したりします。

また、実際にイライラして癇癪を起してしまった際は、気持ちが落ち着いてから、お話し合いができると良いです。

どうしてイライラしたのか?どうすればよかったのか、実際にあった場面についてお話し合いする方がイメージがしやすいので、

癇癪が落ち着いてお話し合いができそうであれば、その場面を忘れてしまわないうちにお話し合いをしてみましょう。

1~4についてはまた違う記事で練習方法を具体的に説明したり、教材を紹介したいと思います。

おわりに

感情コントロールが難しいお子さんは、お子さん自身もとても大変な思いをしてあります。どうしていいか分からず、冷静な判断は難しい状況です。

激しく泣いたり怒ったりしている時に、こちらが声かけをすると、それさえも刺激になってしまうことがあるので、

危険な行動がないか見守ったり、ただ抱きしめてあげるなど刺激の少ない関わり方をすることが望ましいです。

あまりにも感情の起伏が激しい場合は、服薬をすることで落ち着ける場合もあるので、お医者さんに相談してみてもいいかもしれません。

すぐにコントロールできるようになるのは難しいかもしれませんが、ここで紹介したポイントを意識して接していただけると変化が見えてくると思いますので、少しずつでいいので試してみてくださいね。

コメント

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